『痛いのは嫌なので防御力に極振りしたいと思います。』のアニメをみてきました。
評価としては75点ぐらい。まあまあ面白かったです。
このアニメに対する認識はずばり「優等生」。この手の作品(MMORPG系とか異世界転生系とか)にはぜひ見習ってほしいなあという点が多々ありました。以下箇条書きで。
1.主人公が女の子
もうね、これ。男主人公なんていらないんですよ。こいつら全員性格は無自覚マイペース、おまけにそろいもそろって黒髪で顔は適当に二つ取ってきて並べたら立体視はじまりそうなレベルで似てるでしょ。
この手の作品をみるのは基本男。そいつらにとって男主人公はノイズでしかないってことです。
この作品の主人公メイプルちゃんだって、性格は無自覚マイペースで黒髪です。見た目も普通。なのに男じゃないってだけでこんなにも不快さが軽減されるんです。くだらないハーレムが始まらない点も◎。
2.サブキャラのキャラがある程度立っている
このアニメはサブキャラが軽く15人くらいでてきます。1クールしかないのに大丈夫かよ…と思っていましたが最後まで「こいつ誰?」となることもなく無事終わりました。よかった。
サブキャラこいつ誰問題は、要は複数回登場させれば簡単に解決します。炎帝ノ国のトラップ撒く子とかがわかりやすい例ですね。序盤で一回出ていたおかげで、後に出てきた時もすんなりと受け入れられた。
3.テンポがいい
このアニメでは頻繁にジャズっぽい(?)音楽とともに1枚絵のスライドショーがはじまります。あまりに多いので「手抜きかよww」なんて笑っていましたが、冷静に考えるとこれ全部セリフ付きで見せられたら堪ったもんじゃないなという。「こいつら今何してるんだっけ?」とならないのは飽きさせないためには重要。こうやって潔くスライドショーを多用するのもありなのかなあと考えを改めました。
4.シリアスがない
これは個人的な好みの話です。力量がなくてしょうもないシリアスを見せられるくらいなら全部日常パートでいいかなって。
経験からするとシリアスの面白い・面白くないの割合は3:7ぐらいです。なのでシリアスなしはまあ賢明。このすばみたいな成功例もあるわけだし。
5.作画が壊れない
これは作品自体の質とはあまり関係ないのですが。なんかこの手のアニメの作画ってあんまりいい印象ないので、最後まで作画が安定していたというだけでとりあえず褒めています。えらい。
こんな感じです。二期あるっぽいですが多分みると思います。
推しはサリーとフレデリカ。ギルドできてからサリーの影が薄くなって涙流してたけど一人でオーブ奪いまくるシーンでちゃんと復権して嬉しかった。
あと原作エアプなので全体と相違する発言(「後でシリアスあるよ!」「実はメイプルちゃん男の娘だよ!」など)あったらすみません。
では。